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1985年 「最大のピンチは最大のチャンス!」(当時W4)  曽田正道(W61)

 早いものでスマッシングへの投稿も4回目になった。この4年間、色々な出来事があった。
 1年の秋、2部に昇格し、3部名工大から2部名工大を定着させた。その間には、史上初の東海国公立大戦優勝や、東工大との定期戦、全国国公立大戦での活躍、楽しい行事としてのスキーツアーの定着など、今までの名工大卓球部になかったものを多く築いてきた様に思う。そしてさらに、今秋のリーグ戦において1部昇格をはたし、又我々4年生が4人全員、そのゲームに参加できた事は大変うれしい。そして来春からは、初の1部の舞台に上がるわけだが、それを選手として迎えられないのはまことに残念な事である。
 さて、1部名工大卓球部としては来春のリーグ戦が最大のピンチになろう。次期4年生は田中1人であり、又次期レギュラーも名工大に勝利をもたらすに充分な力があるかは疑問であろう。しかし、我々も2部に上がり、先輩方が次々抜けられたあと、「はたして2部に残れるだろうか?」というピンチに何度も出くわし、それを乗りこえている。だから次回のピンチも、みんなに期待したい。そして、部員数というもう一つのピンチがある。1部校の中には部員数が足りず、実力がありながらも降格していった学校もあるという事を忘れないでほしい。
 ここで、上の二つのピンチを考えなおすと、最大のチャンスになる事がわかる。初の一部であり、今までにない対戦校、愛工大、中京大がある。これらの学校とやって一本でも取れば、大きな自身になり、大いに自慢できよう。そして部員数が少ないので、レギュラーのキップが部員全員にあるのは明々白々であろう。また、前回までの一部昇格という最大の目標であり、チャンスであったものの代わりに、「インカレ出場!」という今まで名工大のなしえなかった大きな目標、つまり最大のチャンスが手の届く所に来たという事を各自が自覚してほしい。

 「クラブは勝つためだけにあるのではない。」という意見もあるが、勝たなければ何のために練習しているのだ。楽しいのは卓球以外のクラブ活動にあり、卓球は苦しさがあり、また喜びがあることを忘れないでほしい。各自が勝つ卓球をする事によって上の最大のチャンスが生かせ、一部名工大定着が実現するであろう。


 東工大との定期戦は、曽田OBが1年の時に始まりましたね。いまだに続いているのは嬉しい限りです。




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