■ | 1985年 「速攻」(当時Mb3) 田中幹人(Mb63) |
まずは一部昇格・万歳!ではあるがあまりうれしくない、というのは一部に上がるのが一季遅かったと思う。春のリーグ戦の時に僕が勝っていれば、一部に上がれていたかも、4年生の方には一部に上げてもらったという気持ちで、本当に申しわけなく思います。これからはOBの方々が誰も経験していない一部で試合が出来るということを励みにして、今まで以上に卓球、トレーニングを頑張らなければならないと思う。それで一部で何を目標にしてやったらいいかというと、一部下位でビリ争いをせず上位三校のどれかを倒すという気持ちを持ってやらねばならないと思う。一部上位三校といい試合をするためにはどうしたらいいか考えるとやっぱり荻村伊智郎がいっている速攻だと思う。速攻によってより上手に攻めることである。速攻とは次の三点を備えている。 早いということは、それだけ“相手に時間の余裕を与えない”ことになる。卓球に限らず競技 というのは、人間の動きの限界をつくのが勝負につながる基本的な要素の一つだと思います。 また、台の近くでプレーしても、一発の強打のないプレーでは速攻ではない。 水準の低い打ち合いが続くよりも、3打でも4打でも高水準の動きとラリーがあるほうが 面白い。速攻はラリーが続かない、のではない。速攻は、より内容の濃いラリーが短い 回数続く、のである。これは1926年に卓球の世界選手権が始まってから、常に、短い ラリーの方向に動いてきた傾向と合致している。 最後に速攻をやるために一番大事で、最初に強化しなければならないのはサーブであると思う。この事を頭において質の高い練習をして、サーブと速攻で愛工大、中京大、名商大に勝つぞっと。 |